ITと法務問題~ネットワークビジネス「エクシングワールド」事件について

この話については、私の知人が開業前から代理店を行っていた為、ある程度のアウトラインは知っていましたが

やはり、このような結果になったことを見ると「やっぱりか」という感じすらうけます。

この会社がMVMO(仮想携帯電話事業者)として、サムライケータイという携帯をスマートフォンで販売する計画があったようですが、結局CMはおろか、何も起きなかったのは当然の事でしょうか。

セカンドライフなどにおける、バーチャルモール・バーチャルセンターが問題になっているのは事実であり

もちろん、上場企業であるGREE(グリー)も同様な事が起きているだけに、今回の件が長続きするとはとうてい思えませんでした。

ただ、こういった否定的な事ばかりを言うのもあれですが

ベータ版を見た場合に、Core2Duo+GeForce系のパソコンが必須というのは、あまりにも「無理がある」のです。

ゲーム専用パソコンを持っているユーザは全体の10%未満と思います

ほとんどが内蔵グラフィックの部品利用者がほとんどで3Dグラフィック系を別途準備出来るユーザはごくわずかです。

私に取ってみても、今回の件が「対岸の火事」と言わず

この時点で「怪しい」とわかって乗っかっていた「代理店」の人の見立ては本当驚くばかりです。

結局、最初に参画した代理店と胴元が儲かるだけで最後の末端は儲かるどころか、借金したりして金銭的被害を被っているのでしょうか。

ネットワークビジネスの危うさは、常につきまとい

こういった法務問題を取り上げるときに

一度払い込んだお金が戻ってくることは倍以上の訴訟費用を掛けても困難な事であり

泣き寝入りするしかないでしょうか。

私がこの話を聞いたのが約1年前なので、その後にオープンしてから、軒並み訴訟が続いていたかと思うとそれだけで背筋が凍ります。

少なくとも、うまい投資話や「セミナー」で会員を募るような事が多いのが現実です。

ネットの世界で10分の1の通貨価値で土地を購入しても、それはあくまでも「ネットの世界」であって、現実世界ではありません。

ネットビジネスで一番難しいのは「どうやって販売するか」ではなく「どういう商品を見つけてくるか」とおもうのです。

ただ、私自身は「今回の問題は、投資したほうにも問題がある」と言いたいのです。

なぜなら「投資=錬金術」を手軽に出来ると思ったからでしょうか。

そんな世の中うまくないのです。

もし、今回の事でお金を出した方は「50万~500万」と言われますがそれだけの余財があったのか、それとも保険や借入金で賄ったのかはわかりません。

いずれにしても、こういうケースは毎月で見聞きするだけに

どこまで信憑性が低いかわかるはずですが・・・

全国ニュースになった時点で、相当な被害はでていると思うのが普通でしょうけど

今後の動きに注目していきたいと思います。