ドメインについて(1) :: 【連載】IT業者の裏事情

ドメインについて〜ドメインとは?〜和訳すると“領土”と言う意味になり、唯一無二の存在である為、大変貴重なものになる事もしばしばあります。

<では“.com”“.ne.jp”の違いは?>(例題)・www.dejima.ne.jp 言葉でたとえると“日本国出島町”と表現するのが妥当でしょう。 これは“日本国内のみで取得が認められるもの”という事です。・www.ai2station.com 言葉でたとえると“世界エーアイスクエアステーション”と表現できるでしょう。 これは“全世界で取得できるもの”という事です。つまり、“www.ai2station.com”は取得するのに競争率が激しくなることの表れです。全世界の人々の中で“ai2station”という名称を使って“.com”を取得しようする人がいったい、何千人、何万人いるのでしょう?もしかしたらそれ以上かもしれません。それに比べて“dejima”という名称を使って“.ne.jp”を取得しようとする日本人はいったい、何人、何十人、いるのでしょう?これが“.com”と“.ne.jp”の一番の違いです。

<ドメイン名を構成するものとして>「www.dejima.ne.jp」(属性型JPドメイン)「www.ai2station.com」(汎用トップレベルドメイン)が代表的なものとして上げられます。

<主な用語>大きく分けて3つに分類できます。・gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)=.com / .net / .org汎用(一般的)・ ccTLD(カントリーコードトップレベルドメイン)= .jp / .us / .tv国別・sTLD(スポンサードトップレベルドメイン)= .coop / .pro任意団体

この3つは古くから存在するドメインで、アドレスと言えば.comが主流ともいえました。このほかにある、.netや.orgといったドメインも取得に関してはなんら制約もありません。上記のほか、国別のドメインccTLD(カントリーコードトップレベルドメイン: .jp / .us / .tv)の設定基準はISO3166によって制定され、現在の国別ドメインの基準になっています。そのため、gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン: .com / .net / .org)とccTLD(カントリーコードトップレベルドメイン: .coop / .pro)は別物であるため、ここではTLDとした場合はcomなどのgTLDを指すものとします。http://e-words.jp/p/r-tld.html(参考資料)

例えば上記のgTLDで上げられた3つのドメインを目的別に考えると.com :商用.net :ネットワークサービス用.org :各種団体用に分けられます。

しかし、単なる記号と見た場合には、どのような名称が付記されてもあまり影響がないのもまた事実です。1