先日、.CCのドメインハイジャックされた記事を読みました。
ドメイン移転を考えた場合に、指定事業者Aから指定事業者Bへ変更する行為は
「双方の合意の元」という前提がありますが
依頼者が知らないうちに「移転不承認なら、返信しなさい」と言う旨のメールが英文で届くため、最悪は「迷惑メール」として処理される事もあるという。
これは、対岸の火事と見るか、「セキュリティ問題」として注視するかは分かりません
少なくとも、私たちにとって、ドメインというのは「いつ何が起きてもおかしくない」事は事実であり、CCドメインの様に申請さえあげてしまえば、すぐに移転できてしまう事は非常に怖い事です。
JPドメインは移管そのもの自体はかんたんですが、申請の際、段取りを間違えるとそのリスクは大きく、最悪はドメイン移転が成り立たないと言う事になります。
JPドメインの場合は、日本的な仕組みが特徴で
特別な「パスワード」というのは存在しません。
事業者AがJPRSに「移転宣言」を行い、事業者Bに対してJPRSより「移転通知」を受信したら「可否」をJPRSに対して、回答します。
移転許可(可)の場合は、管理権が事業者Aに移り、不可の場合は引き続きBが管理することになります。
そうした場合に、ドメインを選ぶなら「JP」が世界で安心なドメインとして認知されている一方で、手続き・段取り面は、世界指折りの厳しさがあるかもしれません。
.cnも日本同様の審査の厳格化を行っていますが
好んで利用したいとは今のところ考えていません。
なぜなら
.cnの使い道が無いからです。
中国向けのマーケティングを行うなら、.cnは有効ですが
語呂合わせで.cnを使うのはナンセンスだからです。
.ccもそう考えた場合に
移転のリスクが表面化している以上
ドメインハイジャックに気をつけなければ行けない事を啓蒙して欲しいと思う今日この頃です