パソコン暴走から読みとれるパソコンの故障診断 :: 事例紹介

こんばんは、マイペースなおおくすです。

さて、今回の課題は「パソコン暴走の原因」を調べる事にスポットを当ててみました。

パソコンが暴走すると言う言葉を耳にすることは今となっては珍しい事かもしれません。

パソコン暴走の語源は「制御不能」という一般的に「言うことを聞かない=暴走」であり、WindowsXPあたりでは「青い画面」が表示される現象を指します。

これを業界用語では「ブルーバック現象」と呼び、再起不能状態になったことを言います。

Windowsでこの状態が続くと、致命傷で最悪は「OSの起動」も危ぶまれる程、やっかいな事です。

さて、このブルーバックの原因は何かといえば、大きく3つあり、・CPUの熱が規定以上に向上し正しい動作が出来なくなった>熱暴走・グラフィックCPUの熱が規定以上の温度に達して動作しなくなった>熱暴走・メモリチップの動作不安定>ICトラブル・そのたOSの状態の不安定

などあげればキリはありませんが、大きくこの3つが特徴としてあげられ、熱暴走の兆候は「ファン」が回らなくなったことに起因します。

ファンが回らない=温度調整が出来なくなった

事が大きな原因で、CPUの場合は、突然止まります。

グラフィックの場合は、画面の動きが鈍くなり、複雑な処理が入ると、ブルーバックになって暴走します。

メモリの場合は、温度に関係なく、パソコンの処理状態に影響されるため、はっきりした原因はわかっていません。

いずれにしても、CPU・グラフィック周りがおかしい場合は、交換が出来る場合は代替手段で行う事で回避する事が出来ます。

この点もPCのケースを開けることで判明しますが、メモリについては残念ながら目視で判断出来るケースが少ないため、物理的に交換するしかありません。

また、この暴走診断は「再現性」がある場合は、処置がはやいのですが、「発生しない」場合は残念ながら「原因特定」をすることが事実上不可能であるため、「故障見込みによる修理」という苦渋の選択を強いられます。

パソコンのトラブルが発生した場合は「発生状況」をしっかりつかむ事で故障原因を特定するきっかけとなります。

このような理由から、「発生理由」がはっきりしない故障については「故障と見なさない」、「再現性のない故障は故障と言わない」ルールがあります。

この厳しいルールだからこそ、「故障診断」を厳密に行う事で、問題解決につなげる事も出来るのです。