X68Kシリーズの動作確認に関する問い合わせ :: 事例紹介

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久々に、Windows以外のパソコンの問い合わせをいただきました

約20年前のパソコンである [w]X68000[/w]シリーズ(通称X68K)ですが

残念ながら、私は一度もさわったことが無く、おぼろげに眺めていたのが正直な感想です

CPUがモトローラのMC68000が搭載された事に由来します

80年〜90年代のパソコンといえば、1台50万円が相場の世界ですから

今の5万円パソコンというのは、夢また夢の世界だった記憶があります

1990年代前半にシンプルなパソコンとして PC-9801BXが98000円で販売されたときは、画期的な価格として脚光を浴び、それからパソコンの低価格化が進んだ中、X68000は、独自の路線を進んだ記憶があります

音楽や映像系に強いパソコンとして、一定の評価があったものの、互換性の問題や周辺機器が貧弱だった事から、一部のマニアにしか受け入れられず、終焉になった記憶があります。

現在は、休刊のマイコンベーシックマガジンでは、X68000の話題は良く取り上げられ、知る人ぞしるハードだったように思います。

今回の相談では、「実際に動かす事は可能で、テストはどうだろうか?」という質問でしたが

上記の事由から「ハードの持ち合わせがない」事はもちろん、FDドライブの状態を考えると、ディスクは正常としても、ディスクドライブが故障していれば、ディスクを破損させて終わりと言う哀れな結果もあります。

これは、5インチのディスクの構造が一つの理由でしょうか。

現在フロッピーディスクといえば、金属のシャッターが付いた正方形の形状を思い浮かべると思います

90年代、当時はいわゆる3.5インチディスクはまだ高価で、1枚数百円もしていました。

ディスクも5インチがやや主流で、利便性の高い、3.5インチに移行がはじまった時期だったように覚えています。

このころは、3.5インチと5インチのドライブを両方つけて変換出来る環境があるのが、一つのトレンドになっていました。

高校の頃のパソコンも一部は5インチが残っていた事を思い出します(平成6年頃でしょうか)

過去の思い出に浸りつつも、現実を見なくてはいけない自分がいました

機械品は「常に適度な稼働」と「メンテナンス」を継続的に行わないと「すぐに故障」する運命にあります

これは、残念な話題といいましょうか

現実なのです。

パソコンに限らずすべての機械に共通して言える事です

今回のX6800の場合、メディアが「FD」でなく、「CD」であれば、テストを行っても致命的な事にならないとおもいます

しかし、FDであれば、「ヘッドが直接触れる構造」の為、どうしても「メディア」あるいは「ハード」のいずれかが破損してしまう可能性を持っています。

特に5インチメディアの場合は、磁気部分が露出している構造で、非常に弱い材質であることから、取扱は必然と考えなくてはいけない部分になります。

このような事を相談者に伝え、電話はおわりました

私に取ってみても、「確実な案件」であれば、有償で訪問サポートできますが、今回のような「不確定な案件」は有償で訪問する事は到底できません。

本当に難しい事案だとつくづく感じた今日この頃です