SPAMフィルタの見極めと対策 :: 事例紹介

うちの会社で使っている、レンタルサーバーにも、スパムチェック機能が付いています

しかしながら、80%〜90%のメールは識別できても10%程度がどうしてもそのフィルタにかかってしまいます

過去に

hi-ho.ne.jp

himawarinet.ne.jp

などの会社(実際にサーバがSPAMと認定されてしまったケースとして)が届かずに困った事が相次ぎました。

もちろん、それが良い事とは言いませんが、本来機能するべきSPAMフィルタもサーバで削除するよりは、メールソフトで振り分ける方が確実だという方がおられ、このような事例が相次ぐと、設定するわけにも行かないと言うのが正直な感想です。

それでも、毎日のように届くSPAMをどの程度遮断し、現状の枠組みで取り組むかは実際に「スパムフィルタ」がなくとも、ある程度可能な線としてお話する事です。

スパムにもいくつかの種類に分けられ

*無差別系(主に英語圏)*アダルト系(日本語・英語ともに有り)*ウイルス系(主に英語圏)*HTMLメール系*添付ファイル系

といったように、この段階で無差別系については、あまり気に留める事案とは言いませんが

アダルト系やウイルス系については、前者は判断が難しい事もありますが、後者については添付ファイルが付いているケースがほとんどですので、予防線を張る事は簡単では無いかと思われます。

最近私が行っている方法は、キャラクターコードにおける、方法を採用しています

これは、やりとりする方が「日本語」のみである場合に限り、有効な方法であり、国際的に行っている場合(英語などのやりとり等含む)は登録してしまうと、取り返しの付かない事になります。ご注意ください。

一つのコード事例として

us-ascii

iso-8859

などが主な英語圏のコードとして使われています。

近年は、htmlメールが普及した事に伴い、上記コードが表記されないケースもやはり増えています

outlook express等で使用するHTMLメールは multipart/alternative と表記されている事から、国を問わずに同じ扱いとなってしまい是もまた問題の一つになっています。

添付ファイルが付く場合は multipart/mixed となるため、こちらの方については、ウイルスの可能性も高くなり、HTMLメールとは別枠で問題の多い状態といえます。

そうなった際に、代替手段の一つとして

spamと判断したらメールを受信しないと言う機能を持つプロバイダを経由すると言う方法もあります

定期的に、spamフォルダをチェックして、届いていないかを見る必要はありますが、上記の方法で行うより確実な方法とも言えます。

ただし欠点としては、受信出来る最大容量が少なかったりと必ずしも、利点ばかりでなく

その方法においては、一長一短といった所と言えます。

スパムフィルタが必ずしも「正確」とは誰も言い切れず、これは今後10年後20年後先に、根本的な仕様が変わらない限り、永遠のテーマではないでしょうか。

最後にチェックしてOKかNGかを判断するのは、人間であり

100人中99人がスパムでないと判断しても、読む人がSPAMと思えばSPAMになるからです

一例として、「嫌いな人からのしつこいメールなど」

SPAMの判断基準からいけば、万人に向けたものであり、特定の個人に対するものは根本から違う事がその大きな理由です。

メールウイルスは利用者の意識が低いと感染の一途をたどってしまう、怖い性質があります。

改めて、フィルタの見極めに関する研究がなおいっそう必要であると感じた今日この頃です