パソコンの出張サポートを行う傍ら、操作指導で出張講師を行う事があります。
私自身の指導方針は「知りたいところをピンポイント」に集中して行います。
経済学者で有名な野口悠紀雄氏は、この勉強法を「パラシュート学習法」と命名し効率のよい学習方法の一つにあげています。
#「超」勉強法
# 出版社: 講談社 (1995/12/4)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4062076012
「超」勉強法の主要ポイント
基本三原則:
1.面白いことを勉強する
2.全体から理解する
3 8割までやる
英語は教科書丸暗記法
数学はパラシュート法
国語は対象文章の字数を把握する
記憶のためには中味を長く
実際に、勉強する方からしても「基礎とかは良いから、まずはやりたい事から勉強したい」というのがやはり本心でしょうか。
ただ、前提になる事はいくつかあり、その中の一つに「教育とは、関心を持たせること。つまらない事を延々とやるより、おもしろい事を見つけて勉強する」という事にすると、嫌々ながらやるよりも「興味」「関心」をもってやる方が「ずっと飲み込みが早い」というのは、過去に経験した教育実習や全国にいる塾生がそれを体言してくれています。
私自身も、そう考えてみれば、初心者にわかるパソコン入門書というのは、まず最初に「パソコンの基礎」よりも「パソコンでやりたい」事をはなしながら見つけていく事が何よりも大事だと思うのです。
私自身は、パソコン入門書としておすすめするのは「パソコン用語辞典」
発行元は、各社差異はありません。見やすさや好み程度で結構です。
パソコンの用語でつまづくのが「現実」で、用語さえわかればちっとも「怖く」ありません。
学習する側は「使い方」のきっかけを我々専門家(講師)に対し、質問をぶつけ、それを理解するためには「尋ねられた事」に対し、「的確」で「わかりやすく」さらに「関心を持てる」ような説明が何よりも大事です。
私自身は、「わからない事をどう質問してよいのかわからない」という方を多く見てきました。
わからない事をどう質問するか?というのは、言い換えると「どこでわからない事が起きているか?」という問題を私自身が把握していれば、何を尋ねたいのかをくみ取る事ができるのです。
教えるというのと、使えるというのと別である。という言葉があるように「どうやったら相手に伝わるか?」というところでしょうか。
さて、本題の「初心者にわかるパソコン入門書」というのは、実際のところ「目的」無くして入門書の意味が違うということです。
パソコン入門書をもし買うとすれば
「パソコンという機械の基本」
「パソコンでどういう事をやりたいのか?」
の2点に限られてくるのです。
機械の基本は「電源」の入れ方。切り方。
パソコンを使った「目的」
この点を考えれば「目的」が無ければ「パソコンを使う」のは難しい
興味があるけど「何をはじめてよいかわからない」時は、
パソコンの時間貸しで初めて見るのも一つの手かもしれません。
もっとも、パソコン体験教室に参加するのも手ですが
目的無くしていきなりパソコンを買うのは危険かもしれません。
おもちゃ感覚で買うよりは、まずは「目的」を見いだしてみると
案外おもしろいきっかけが見つかるように思います。
パソコンの入門書を読む事でパソコンに興味をもってから、実際に購入してもよいのではないかと思います。