今日は、お客さんのところで「パソコンってどんなものを買ったらいい〜?」という質問がありました。
私は、下取り品を使うことが大好きなので、全くアテになりませんが、一般的な見解と相場を基準に説明することにしました。
パソコンの相場は、5万円台から購入できるということが大きな特徴といえます。
一番安いパソコンをお弁当でたとえるならば「のり弁当(280円)」に相当する訳です。
一番安いパソコンにメモリを追加して「タルタルつき」になったり、ワープロや表計算がつくと「うどん付き」になったり、あれこれつけていくといつの間にか「幕の内弁当(600円)」まで増えていく計算になるのです。
お弁当そのものは、どれを食べても満腹度の違いはありますが、どれも一定においしいことには代わりありません。これは、パソコンにも同じことが言えるため、やすいパソコンが手に入るなら、それに越したことが無い。というのが私の見解です。
しかし、いろいろと付け足していくと、高くなってしまうため、最初からセットされたパソコンを購入することもケースとしては重要となるのです。
ここで、大事なことが「予算」になるのです。
ノートパソコンもデスクトップパソコンも一つの購入目安は10万〜15万円です。
この相場は、ここ10年以上、変わっていません。強いて変わったことは10万円以下で購入できる、ロープライスゾーンが拡充されたことが大きな特徴とも言えます。
私自身、最初からまとまったお金が出せるなら15万円は準備しておくとよいと考えています。
私が、使っているパソコンは4台ほど買いましたが、どれも平均15万円以上はしているものばかりです。(形状が高額な商品ばかりなので仕方ないのですが)
これがやすいか高いかは個々人の考え方次第ですから、一言には言えません。
逆にあまり高い予算は出せないよ。という場合は、手始めに必要最小限で購入できるパソコンを入手し、徐々に追加する方法もあります。
私自身は、前者を薦めてますが、状況次第で後者になることもあります。
さらに、パソコンの性能はランクが違うだけで2〜3万円違うことも普通で、何が違うかと言えば「内蔵部品の性能が違う」程度で、実働には影響しないことが大半です。
一方で、プリンタなどの周辺機器は、1〜2万の価格差は大きく影響するため、パソコンの性能を多少ケチっても、周辺機器はケチるなというのが私の見解です。
一番の理想はハイスペックのパソコン、ハイスペックのプリンタなどの周辺機器をすべてそろえることです。欲を言えばキリがありません。誰もが潤沢に使えるお金を持っているわけでもありません。人によっては、ローンを組む場合もあるのでなおさらでです。
このことから、専門家が「これくらい予算を出したらよい」ということでなく、「いくらならだしてもよいか?」という考えを持つことです。
長年の経験からも、「お金をかければよいパソコンが手に入る」ということは残念ながら、全くありません。
考え方にもよりますが、「30万円のパソコン」を2年使うのと「15万円のパソコン」を1年ごとに買い換えるのでは大きく違うということです。
高いパソコン=長く使えるではありません。
高いパソコン=多機能
やすいパソコン=単機能
であることです。
そうすれば、自ずとどのくらいが自分に適しているか見えてくる様に思えます。
しかし、やすいパソコンばかりに目がいくと、本来必要な機能が別売りだったり、増設ができなかったりとデメリットもありますので、購入前に用途をしっかり確認することが大事です。
パソコンとしてみた場合は、例示のお弁当の通りです。
パソコンを購入する際は、性能と値段のバランスをしっかり確認して、特に値段を重視する場合は、必要な性能が含まれているか確認することがもっとも重要です。
これからパソコン販売も最盛期になるため、お得なセット商品も増えてきます。見逃さずチェックするのもまた一興かと思います。