スパムフィルタとブラックリスト :: 事例紹介

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先般からこの話題がでているのですが

今回、某ネットショップで買い物をしたところ

メールが届かないことを不審に思い、ヘッダチェックを行ったところ次のようなことがわかりました。

〜中略〜
X-Spam-Status: Yes(F-Secure/virusgw_smtp/237/virusgw2.sppd.jp) with VIRUSGW/SPAM_RBL/***.***.***.***[spam.dnsbl.sorbs.net:127.0.0.6]
X-Virus-Status: clean(F-Secure/virusgw_smtp/237/virusgw2.sppd.jp)
X-Virus-Status: clean(F-Secure/virusgw_smtp/237/viruscheck2-02.private.hosting-pf.net)
From: info@*****
To: ****@hama.ne.jp
Subject: *****ご注文ありがとうございます。
MIME-Version: 1.0
Date: Thu&#44; 12 Feb 2009 11:01:18 +0900
X-UIDL: G&)!!K(U”!SI5!!=V)”!
〜中略〜

このようなメールは実際、メールを送信した会社はもちろんのこと、受信したユーザがおかしいと気づくことはほとんどありません。

うちの会社に限らず、フィルタをかけていたり迷惑メール対策を行っていれば、受信できなかったりするケースが増えているのもまた事実です。

近年は、フィルタをかけることを原則取りやめすべて受信する方針に切り替えました。

一定のルールからした場合、フィルタを行うことは適切ですが、今回のようなことを考えると致し方ないという面もまた事実だからです。

運用している会社を調べた結果、某大手通信会社のサーバであることを突き止めました。

今回のことを説明したところ、「問題はない」「何かの間違いではないか?」と質されたのだが、上記のようなことを目の当たりにして対策をしない企業は正直何を考えているのか??と思うのが正直な感想です。

メールが届かない理由が、契約している企業の問題というのは利用者は知るよしもなく、送り方がまずかったということで何の疑いもなく行っていたことがさらに気の毒でなりませんでした。

今回の件は、氷山の一角で、長崎県内にもあるCATV会社のメールがやはり同様な事象でメールが送受信できないケースがやはりありました。

この場合は、独自ドメインを運用していたこともあり、事なきを得ました。

いずれにしても、送信側に不備がなければ「送られたもの」と思うのが常であり、まさか自分のところが送られていないとは疑いもしないでしょう。

信じがたいことだけに正直ショックは大きく、特に日本有数の通信会社のサーバがブラックリストに登録されているというのは、信じられません。

今後もこのような事象については、喚起をはかり同様なケースが起きた際は、当社宛に是非メールをお寄せください。

万一、このようなことが起きた際の対処方法をご案内できればと思う次第です。

思わぬ形で弊害がでた今日この頃です。