NTTドコモパケット定額の下限を490円から :: 事例紹介

あっと驚く話題と思わせたのですが・・・

実質は、上限が4410円のまま据え置きであるため

パフォーマンスにすぎない事が相次いでいる模様です

なぜかと言えば、近年は基本料金を下げる事が一つのサービス向上と見られていました。

しかしながら、現実は基本料金を下げる事だけが目立ってしまい、本当にユーザビリティに即しているかと言えば、異なるよう思えてなりません。

今回の一件は、他社が追随するかは別として、ソフトバンクモバイルが現時点で、競合対策にでていない所を見ると、静観といった所に思えるのです。

つまり、490円のパケット料金とは、果たしてどのくらいなのか?

この基準が一番あやふやになっていると思います。

パケットの基本料金として1パケット(128バイト)あたり0.21円(税込)で計算した際、割引が無い状態で約2333パケットとなります。

こんなのでは、いくらかわからない。もっと具体的に説明してと言う声が多い事と思います。

1パケット=128バイト

128バイトとはいったいどのくらいなのか?

さらにかみ砕いて説明すると

1バイトとは「A」の一文字で、通常半角アルファベットと言うものになりますが、こちらが128文字で1パケットと言うことになります。

すなわち、「あ」であれば、2バイトとなりますので、「漢字・ひらがな」だと64文字となります。(※パケットの計算は断りが無い限り、基本の1パケット0.21円で計算)

通常のメールのやりとりが平均1000バイトですので、8パケット約1.68円になります。1日10回メールのやりとりをすると、1.68円×300回=504円(2400パケット)となります。

さらに携帯のカメラで撮影した写真データ1枚分(100万画素程度)を例にあげますと、写真データが1MBあたりのパケットが約7800パケットとして、約1980円、定額コース加入の場合でも、655円となり、490円では全く話にならない事がおわかりになると思います。

最近のカメラは、100万画素以上の性能を有しており、1MB(100万バイト・約7813パケット)を越える事も珍しくありません。

490円で収まる上限は、約5800パケットまでで、短いメールで約725通、写真データだと1〜2枚、データサイズでは、約0.7MB以内となります。

つまり、短文のメールのやりとりがメインであれば、490円以内の可能性も十分あり、お得感はあります。

しかしながら、携帯サイトの機能をふんだんに使うのであれば、何の意味もなさないと言う事は試算しても明らかです。

ソフトバンクは、いち早くソフトバンク同士のメールに限って無料化を図っており、この点においてもドコモが遅れをとっていることは明らかです。

本当の競争は、パケット定額の上限である4410円をどこが最初に下げてくるかで、今後のMNPなどの影響力を持つように感じてなりません。

個人的にはパケット定額を2000以下にした上で、コンテンツによる収益をあげる方がもっと競争が激化するように感じます。

パケット定額も横並びでなく、パケット基本料に定額プランもセットした上で、上限2100円となれば、もっと利用しやすいようになると思います。

もっとも、パケット定額が高止まりしている事もあり、有料コンテンツに手を出しにくい現実もまたあります。

私個人は、まだまだやすくできるのではないか?と見ています。

基本料金を下げたかわりに、いろいろな付帯オプションをつける傾向に各社ありますが、根本が変わらない限り、やすくなったと実感できる事は無いと思います。

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