ネット銀行老舗のジャパンネット銀行が2月25日から
「ワンタイムデビット」サービスを始めました。
これを聞くだけで今ひとつピンとこない方向けに概略を紹介すると
*従来のプラスティックカードを発行しない「カードレス」である事
*カード番号は使い捨てで時限付きである事
*限度額は1万~10万円まで
*visaカードとして利用できるが、一部の決済には使えない
*個人限定サービス
といった所で、「ワンタイム」という所が今回始まったサービスのポイントで
カード会社の場合、visaだと4から始まる16桁の番号を発行するルールとなっている。
この番号がいわゆる「会員番号」という形態をとっており
ジャパンネット銀行は三井住友銀行系列のSMBCカードが支援した形で始まったと推測される。
今回のサービス形態は「全国初」であり、オンライン決済限定に出来る一つのソリューションとして現在注目されている。
カードが無く番号だけという、インターネット決済で考えてみれば「当たり前」な事も、実態がつかめないだけに不安が残ると思う。
ただ、使い方を変えれば、便利?不便?と言うのはあるかもしれない。
使いすぎを防ぐためにも「限度額」を設定する事が出来るため、
未成年でも使えるし
審査が無いため、即時利用可能
さらにこれまでのvisaデビットカードと違い、インフラのみで提供する為、低コストである(もちろん、カード発行に関するコストは当然発生するが、カード制作・郵送のオペレーションコストに比べれば、格段の差がある。カード制作をする場合でも、カード番号発行のコストはワンタイムデビット同様発生すると思われる)
キャッシュカードのコストが平均2000円程度と言われるので、イーバンク(楽天銀行へ改称)銀行は会員の申込コストに耐えきれなくなったのが現実かもしれない。
今後のサービス展開に注目したいところである。