yahooを巡る攻防 :: 所長のつぶやき

いままであまり表面化することも無かったYahoo!の買収騒動ですが、ここにきてグーグルが経営支援を行うと言うのだ。

今まで、ライバルだった両者が支援するというのは、巨艦マイクロソフトへ飲み込まれるのを苦慮した結果だろうと思う。

しかし、この事をみてふと思ったことが「SSL最大手ベリサインとジオトラスト」の買収劇になるのではと言うのが正直な感想である。

日本のジオトラスト(現グローバルサイン)はアメリカのジオトラストの販売代理店という形で営業を行っていた、国内では、別法人としてベリサインKKがあり、国内でライバルだけど、本社では関連企業ではしゃれにならないと言うことで、日本のジオトラストはグローバルサイン社を買収。ジオトラストからグローバルサインへ変化したのである。

今までは国内代理店だったジオトラストが「発行機関を買収」したことにより「販売元」になったことは大きい。携帯電話などの対応も今後の新型携帯には「グローバルサインのルート証明書のインストールを依頼している」事から、他社との温度差を下げる事には十分効果はあるとにらんでいる。SSLについては、一般ユーザにはもちろんなじみの薄い話であるが、今回のYahoo!とGoogleの件については、決して他人事で無いため、最悪はYahoo!の買収をあの「ソフトバンク」が行うと見ている。

業界に詳しい方はご存じだと思うが、Yahoo!ジャパンの社長は井上氏だが、会長は孫正義氏である。

そのため、過去の事例もあるよう、セブンイレブンを日本のセブンイレブンジャパンが買収したことは記憶に新しい。

現在は目立った動きのないソフトバンクだが、状況次第ではソフトバンクが本家Yahoo!を買収するのでは?と思う。

これからの動きに注目したい