データバックアップの手法と習慣 :: 事例紹介

パソコンのデータバックアップは、なかなかやり出さないのが、常です。

かく言う私も、過去に何度もデータを飛ばした経験を持っているだけにバックアップの取り方は、かなり気を遣う様になりました。

データの分け方として

「内容別に分ける」

「時系列で分ける」

「顧客別に分ける」

といった方法があるのですが、この中で一番ポピュラーな方法が、「顧客別に分ける」という方法です。

特にデジタルデータを扱う業種の場合は、MOディスク等を使う事で、顧客別にデータを格納することで、他のデータ管理が容易になります。

近年は、フラッシュメモリも普及しており、こちらも安価で、大容量ですが、FD並に破損しやすいだけに、二の足を踏んでいます。

あまり知られておりませんが、使用回数の目安が決まっており、超過するとやはり、トラブルの原因となるのもまた事実あります。

重要なデータほど、CDやDVDなど書き換えができないメディアに保存する事もまた得策といえそうです。

このほかに、時系列で保存というのは、結構わかりやすい手法となっており、年度別にデータが膨大になる場合は、いつの業務か?という事で、DVDやMOを引っ張り出すことで、作業が探す事ができます。

きっとこれを読まれた方は、「でかいハードディスクに入れておけばわざわざ保存しなくても」と思われることでしょう。

ご存じの通り、ハードディスクは、年々肥大化しており、取り扱うデータも膨大になっています。ケースによっては、CDやDVDで保存ができないケースももちろんあります。

なぜ、ハードディスクに保存することを推奨しないかと申し上げると

「でかいハードディスクが破損すると、その復旧と損害は膨大」であるからです。

もちろん、通常はハードディスクに保存しておく事は全然問題ありません。

しかしながら、一度壊れたときの事を思えば、部分だけでも残っていてほしいと思うのです。

仕事柄、泣く泣くあきらめたお客さんを多くみてきています。

その経験からも、データのバックアップは絶対「細かく分ける」事がリスクを最小限にとどめる手法として、探す際にも迅速にできるからです。

顧客別に保存してあれば、顧客からデータの提供を求められた際も、すぐにコピーして渡す事ができるため、サービス向上にもつながります。

このような業務ほど、一度に行うのは大変であるため、日々の習慣になります。

バックアップは習慣ですが、事故は瞬間です。(なんかの標語みたいですね・・)

データは壊れたから、交換で済む代物ではありません。

くれぐれも、ご注意を