OCN専用線の事を振り返る〜契約編 :: 所長のつぶやき

OCNはNTTコミュニケーションズが提供しているインターネットサービスです

当時は、月額3万円もする超がつくほど無謀なサービスでした

当時は、常時接続がテレホーダイで行うしかなかった時代に24時間使い放題というのは、ある意味羨望の的でした

しかし、そんな良い話は長くは続きませんでした

当時の事を思い出しながらいくつか考えてみると

*専用線の知識

*サーバ設置に関する事

*DNSサーバのこと

*ドメインの事

など、良く契約できたなと思います

もう10年近い話ですから、勢いで契約したんだなぁと思いました

ただ、当時の経験が皮肉にも今の仕事に役立つとは考えもしませんでした

ドメイン取得に関するノウハウはこの頃だったと思います

特にNE.JPドメイン取得については、今思えば良く取れたなぁと言うところです

9年目の更新を迎えたりと

さて、昔話はこの程度にして

昨日も少し触れましたが

専用線の契約というのは、いわゆる事業所向けの契約となり

個人での契約で無かったと言います。

初期費用自体は、800円であるから

拍子抜けです

この800円というのは、NTT時代のお約束で

契約料=800円なのです

何でも800円か?と言えば

Yesです

電話回線の契約も

ADSLの契約も

名義変更の手続きも

OCNの設置に関する契約も例外ではありません

もちろん光ファイバも800円の契約料がかかります

そんなわけで、800円というのはなじみある金額になるのです。

ここで「800円で回線を引ける訳ないでしょう?」と思いますが

そこで発生するのが、初期工事というものです

工事費の内訳として

「局内工事」と「宅内工事」に分かれ

訪問無く行う工事はすべて「局内工事」となり

訪問が伴う工事は「宅内(派遣)工事」と呼びます

工事費用は、局内のみでは「基本料1000円」+「1工事1000円」の2000円です。

しかし、派遣となれば、派遣手数料と配線手数料が加算される計算となり

一気に1万円〜2万円です

私が当時利用した回線は「メタル」配線をつかったISDN専用線だった事もあり、既存配線の流用で済み金額もわずか2000円でした

それからの専用線といえば

すぐに「回線」が混雑する程

使い物にならなかった記憶があります。

1年は使っていましたが

維持とサーバ障害の事を考えて

OCNの専用線を廃止することにしました。

廃止する頃にはADSLのサービスが始まっており

月額5千円程度で、ISDNの10倍以上の速度が出るサービスですから

必要性を感じられなくなったのは当然の流れです

その後、ADSLをつかったOCNサービスが始まりましたが

そのころはすでに外部に委託した後だったので時すでに遅しといった所でした。

契約にこぎ着ける事は10年前は、非常に苦労した記憶があります

なにせ「電話」で問い合わせしても「詳しい担当者がいない」から

手探りの中でもなんとかなった時代だった当時と、インターネットで調べれば何でも分かる今では、本当雲泥の差かもしれません。

契約書も「本」ですから、記入欄がこんなにあるのか?

と言うほど膨大な資料ですからびっくりします(契約書関連は資料が見つかれば紹介したいと思います)

契約書をしっかり読む習慣がついたのはちょうどこのころだったと記憶しています

今も専用線の契約書は本なんだろうか・・・

ちょっと気になる今日この頃です