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最後のPHS会社ウイルコム会社更正法申請

平成22年2月18日午後

PHS専業会社である株式会社ウイルコムが東京地裁に会社更生法を申請しました。
長年事業を行ってきましたが、ついに自主再建を断念。これからは、管財人の元事業再生が図られる事になります。

ここまでは、よくある下りですが、実際の所は「携帯電話」と「PHS」の垣根が無くなっており、サービス面で劣るウイルコムが通信インフラから撤退に追い込まれたのは、時代の流れでしょう。

私も、ウイルコム関係者は数人知っておりましたが、kddiグループの頃は、盛んにau事業部とphs部門の人事交流が盛んだったと聞いています。

携帯電話会社が主要3社と呼ばれるように、PHSもかつては、PHS3グループと言う時代がありました。

通信最大手のNTTパーソナル→NTTドコモへ事業譲渡→サービス廃止
電力系のアステル→地域地場産業へ譲渡→各社事業清算
電話会社KDDI系のDDIポケット(現ウイルコム)→KDDIグループから分離・売却→会社更正法

といった所で、どこの会社もPHS事業は赤字部門の代表格と言われるまでになったのです。

それは、携帯電話会社の熾烈な価格競争がPHS会社の独壇場だった音声通話からデータ通信まで退場に追い込んだ事が背景にあります。

携帯電話会社のソフトバンクは、ウイルコムのもつ、新高速通信部門を支援する事を発表。

今の流れを読む限りでは、ウイルコムという会社は2~3年のうちに会社精算する事になるのは間違い無いでしょう。

高速通信部門は、ソフトバンク系のデータ通信部門で現在のイーモバイルの提携関係が変わってくると思われます。

今後の動きに注目したいところです。

ウィルコム経営破綻?

先週の記事でPHS事業者のウィルコムが有利子負債の返済延長を求める、事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)に踏み切る報道が各社発表された。

もっとも、利用者には今すぐ事業破綻するといった心配は無いため、今すぐ対応しなくてはと言う話ではありません。

しかしながら、データ定額通信の代名詞だったウィルコムが経営破綻の様相を迎えるとなれば、他の企業も決して他人事ではないと思うのです。

現実問題、多数の企業が事業断念したケースもあり、通信会社も相当数淘汰された事も記憶に新しい事と思います。

例)近未来通信 → 投資詐欺で逮捕
例)平成電電 → 過剰投資で破綻 → ソフトバンクに吸収される
例)アステル → 撤退
例)NTTパーソナル → ドコモに吸収 → 撤退

などと通信事業者におく環境は年々厳しくなっているのが現実ではないでしょうか

他人事に思いたくなる場面も多く存在するのですが、やはりウィルコムが「独占」と思った事が転落の一途をたどったように感じます

月額980円のソフトバンクホワイトプランに対抗出来るPHSプランは残念ながら無く、データ通信も端末つきで月額5000円、通信速度はADSL並のイーモバイルがそろえば、PHS専業のウィルコムが縮小する事は自然の流れとなるように感じます。

やはり、ウィルコムになった時点で、KDDIなどと回線賃借契約を取れば、イーモバイルのような事業展開ができたのではないかと考えます

もっともおそれている事は、総務省が発表した「次世代通信システム」の認可事業者に選ばれている事です。

このままいけば、KDDIグループのみしか残らず、ウィルコムグループが撤退すれば、NTTかソフトバンクへその権利が移るのではないかと懸念します。

財務健全に向けた動きに期待するばかりです

http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2009/09/24/index_01.html