ネット銀行選ぶ基準

ネット銀行という言葉が久しくなってだいぶん日が経ちます。

ジャパンネット銀行が設立されて来年で10年が経ちます

インターネット元年と言われて久しい昨今、10年一昔と言わんばかりにインターネットと銀行の関係は、密接な関係になっています

現在、ネット銀行として専業を行っているのは

ジャパンネット銀行
イーバンク銀行(楽天銀行へ変更予定)
住信SBIネット銀行
じぶん銀行
ソニー銀行

などとあげればキリがありませんが、主としてジャパンネット銀行とイーバンク銀行は、ネット銀行の代表的な銀行です

その一方で、既存銀行のインターネット対応率は実に様々で

自社開発利用の銀行と他社乗り入れの銀行の2つに分かれます

特に、自社開発の銀行は主として
*メガバンク(みずほ、三菱東京UFJ、三井住友)
*スルガ銀行
*ゆうちょ銀行

などに限られ、他の銀行はネットバンキングシステムへの接続をメインとした契約が基本です。
(地元十八銀行はnttのシステムを利用、親和銀行はシステム改編の関係も有り現在不明)

こういった時に、自社開発の場合は、おおむね利用料は月額無料ですが、一方のレンタルで利用している銀行はほとんどの場合、有料となっている事が特徴です。

インターネットで利用できる銀行はとにかく便利です

>振込を一つの例としてあげると
一つに、ATMに並ばなくて良い
一つに、時間を気にしなくて良い
最後に、振込手数料がATMより安い

といった事があげられます

店舗型銀行の多くでは、支店間振込が無料といった特典をつけている事が多く、他行間振込で最大525円かかる手数料が無料になるのは、大変魅力的です。

私の会社でもネット振込を行う際は極力同じ銀行からの振込に徹していますが、近年は振込先に三井住友が多くなったことから、口座開設を行ったところ、年間で数万円の振込手数料が削減出来る事になりました。

この様に既存銀行のサービス拡大が広まっている以上、ネット銀行の優位性は、正直薄れてきているのも事実です。

これまでATM手数料が無料と謳っていたネット銀行も相次ぐ改定続きで、現在はATM手数料より振込手数料の方が安くなる逆転現象が起きています。
(ネット銀行の振込手数料 160円、ATM出金手数料210円)

こんな滑稽な事を誰が予想したか分かりません

現在私の会社では、振込先にネット銀行を指定しておりますが、今後は店舗型の既存銀行に変更する事もやむなしと言う所です。

ネット銀行の最大の魅力は「手数料」が安い事よりも「入出金通知」が的確に届くこと

私たちのような事業者にとって、記帳確認ほど面倒な仕事はありません。

この作業をしなくて良いネット銀行は大変便利と言えます。

これからもサービスの拡充に向け、ネット銀行も様々なサービスが増えていくことでしょう

その際、選ぶ基準はもっと変化していく事と思われます。

今後のサービスに期待するところです