スパムメールとフィルタの問題 :: 事例紹介

うちの会社の事業の一つに「レンタルサーバ」の販売業務があります。

最近、一番問題になっているのが「迷惑メール」の件。

標準サービスに「迷惑メールチェック機能」があるのですが、たまに「誤作動」する事が最近の悩みです。

先日から「迷惑メールが多い」なんとかならんか?

という相談を受けました。

今までは「すぐにフィルタをかけましょう」というのがほとんどでしたが、最近は「用途に応じてどうするか?」を尋ねるようにしています。

結果として「スパムフィルタは今のところ見送りましょう」というのが大勢となったのです。

救済措置が執れるのであれば、あまり気にする事もありません。

しかし、一度「スパム」と処理されると自動的にカットされる仕組みで、保全もできないため、非常に悩ましいところであります。

うちの会社も、その事故が発生したことに伴い、フィルタを外す事になったのです。

ちなみに、スパムのフィルタを判断する目安がF-Secure社の場合

X-Spam-Status: Yes(F-Secure/virusgw_smtp/237/virusgw2.sppd.jp) with VIRUSGW/SPAM_LIST/ADVERTISEMENT/1/SUBJECT

X-Spam-Status: Yes(F-Secure/virusgw_smtp/237/virusgw2.sppd.jp) with VIRUSGW/SPAM_RBL/xxx.xxx.xxx.xxx[spam.dnsbl.sorbs.net:127.0.0.6]

といったフラグが立つようになっており、その原因そのものはスパムメール行為等が発生した場合、ブラックリストへ登録される仕組みです。このメールをもとに、行うようになっています。

このほかにも

X-Priority: 3X-MSMail-Priority: NormalX-Mailer: Microsoft Windows Mail 6.0.6001.18000X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.0.6001.18000X-Authority-Analysis: AcYFfykAAQAAAAA=X-Biglobe-spamcheck: 100.00%X-UIDL: c¥'”!+kF!!NEY!!$['!!X-MSKTag: [SPAM]X-MSK: BYS=0.999796,RUL=0.000000

のように、スパムスコアが100%といった方法など会社によって手法はまちまちです。

この件については、正直対応に苦慮する会社が増えているのではないかと思うのです。

スパム判断の基準は、恣意的なものでなく、機械的要素が高い面もあるため、正直やっかいです。解除するにも、個人が簡単に行える事でもないため、慎重を期するのはそのためです。

当分は、ウイルス駆除のみに専念し、スパム対策については当分打開策が見つかるまで保留かなと思っています。

一番の対策は、必要以上にメールアドレスを開示しない事じゃないかと思います。